CURRENT SITUATION

若人不足で難しい
人材の確保

建設現場での労働は、3K(きつい、汚い、危険)と言われており、平成の大不況が続く中、若年の就業希望者が減少し、建設就業者が高齢化して離職、若者が不在の中では、現状では再生の可能性すらもない状況です。
東日本大震災復興事業インフラの復旧に加え、東京五輪開催に向けたインフラ整備が進めば、都市部に集中することになり、全国的に人材の確保が難しくなることが予想されています。高度経済成長期には建設業も勢いがあり、加速し成長し伸びていました。
その後も何度か不況の時期はありましたが、その都度公共事業を増やし調整され、多くの労働者によって支えられていました。

BEFORE AND AFTER

技術開発が進む前と後

過去の土木工事では特別な技術がなくても、元気なら誰でも務まる単純労働が主体でありましたが、技術開発が進み、施工管理、品質管理、安全管理、コンプライアンスと厳しく問われるように変化を続ける中、労働者も高度な技能技術が求められる時代となりました。 若者が資格を取得するにも学習する場所、時間、費用等、様々な問題を抱えています。

VALUE SYSTEM

労働に対する価値観の違い。

豊かさに慣れた、空腹を知らない世代にあっては、苦労をしてまで働こうという意識が育ちにくい環境ではありますが、日本全体が汗水垂らして働くという労働に対し、それを尊重する価値感が薄れていくことを今止めなければなりません。
道徳教育の重要性として、人前でしっかりと挨拶ができる人とできない人では、コミュニケーション能力の差が出て不利益を受けることになります。挨拶が社会で、現場でいかに重要であるかの指導をします。
建設業は人が生活するための「衣食住」の三本柱を背負っている業種であり、それを支えているのは建設技能者であることを社会人としてのスタート段階において理解することが重要であります。

MOST IMPORTANT

重要課題であり
成し遂げること

地球上に存在する「海、山、河川、農地等」全ての自然を活用している建設業では、「海洋土木、山林土木、河川土木、農業土木等」の施工によって自然が守られ、自然のエネルギーによって人命と財産が守られており、この土木を疎かにすると自然災害によって多大な被害が発生します。これらの土木は建設技能者によって守られていると言っても過言ではありません。さらに、自然を生かす、守ることは、道徳教育の一環であることを若者に知ってもらうことも重要な課題です。
中小企業の役割の一つである「個人に密着した人材育成」を実行すると共に、働くことの意義として、「一つの現場を任されるようになると、とてもやりがいのある仕事。大変な仕事ではありますが、その分、成し遂げたときの達成感、喜びがあり、建設業を通じて人としての幸せを感じる。」なども含めた教育をし、若者が夢の持てる建設業界にしていくため貢献するべく、この度「建設業 技能者 人材育成 アカデミー」を、設立する運びとなりました。